日本の原風景が広がる、清流・四万十川の魅力とは
その中流域を囲むように広がる四万十町は、茶畑や藁葺きの民家が数多く残るのどかな山里です。
深い緑と清流・四万十川の美しいコントラストが印象的です。
今回はその中から、絶景を一望でき、メニューにもこだわりが詰まったカフェや食堂3軒をご紹介します。
地栗スイーツと四万十紅茶を楽しめる「おちゃくりカフェ」
天気のいい日は、テラス席もおすすめです。澄みわたる空気と心地よい風、川や野鳥が奏でるBGMに、心が洗われるような癒しのひと時が過ごせます。
○おちゃくりカフェ
[所]四万十町十和川口62-9 道の駅 四万十とおわ
[TEL]0880-28-5528
[時間]11:00~15:00
[休]木曜
四季折々の四万十の恵みを味わう。かご膳ランチが人気の「とおわ食堂」
名物は、「四万十の風景を食べる」と言い表されるほど、十和地域の山と川の豊かな恵みをふんだんに使ったランチ「とおわかご膳」(1380円)。見た目もかわいい桜型のかごには、色とりどりの小鉢が並びます。
この日のメニューは、かおり米で仕込む十和錦の酒粕と手作りの田舎豆腐を合わせた「白和え」や、四万十柚子で風味を加えた「四万十鶏とさつまいもの炊き合わせ」、四万十地栗の甘さとホクホク感がたまらない「栗ご飯」など。この地域で昔から食べられている家庭料理が並びます。
季節ごとに内容が替わるので、何が出てくるかは行ってからのお楽しみ。
○とおわ食堂
[所]四万十町十和川口62-9 道の駅 四万十とおわ
[TEL]0880-28-5421
[時間]9:00~16:00(ランチは11:00~L.O.15:30)
[休]水曜、毎月最終日曜(全館定休日あり)
おかみさんたちの心づくしの料理をいただく「おもてなしバイキング」
これを主催しているのが「おかみさん市」。十和地区の生産者が集まって、地元の農産物や手作り料理でもてなしています。
そんな地元のおかみさんたちが腕を振るう「おもてなしバイキング」に並ぶのは、おばあちゃんの家で食べるような懐かしいメニュー約20種類。
たとえば「椎茸のタタキ」は、十和名産の原木シイタケをポン酢で和えた郷土料理で、肉厚でプリプリとしたシイタケの食感とポン酢のあっさり感がマッチ。朝採れ野菜を揚げただけの「野菜のかき揚げ」も、シンプルな味わいながら、素材の力強さが伝わってくる一品に仕上がっています。
寒天や米粉の蒸し菓子など、食後に食べたい素朴なおやつもお忘れなく。
○おかみさん市(おもてなしバイキング)
[所] 四万十町十和川口62-9 道の駅四万十とおわ(とおわ食堂内)
[TEL]0880-28-5010(おかみさん市事務局)
[開催日]水曜
[時間]11:00~14:00
[料金]1000円
サイクリングで新しい四万十川の魅力を発見
四万十川を代表する景観のひとつ「沈下橋(ちんかばし)」は、四万十川にかかる欄干がない橋のこと。車1台ほどしか通れない幅の狭い橋を自転車で駆け抜ける爽快感は、四万十サイクリングならではの醍醐味のひとつです。
沈下橋に腰かけて四万十川を見下ろすと、里山に広がる雄大な景色と澄んだ清流の美しさに癒されます。自分のペースで気ままに楽しめるサイクリングで、四万十の魅力を感じてみませんか。
○とおわおちゃくりサイクリング
[所]四万十町十和川口62-9 道の駅四万十とおわ
[TEL]0880-28-5421
[時間]8:30~17:00
[休]不定休
[料金]1時間200円 以降1時間100円(ツアーは事前予約が必要)
*しまんとチャリ旅のHP
清流の風が吹き抜ける癒しの四万十川中流域。
ロケーション抜群のカフェ&食堂で四万十のごちそうを味わったり、自転車に乗って四万十川を間近に感じたり。
非日常の時間が流れるこの場所で、絶景を訪ねる小さな旅へでかけてみませんか。
2016奥四万十博(平成28年4月10日[日]~12月25日[日])
「2016奥四万十博」は、高知県の高幡広域5市町(須崎市/中土佐町/四万十町/梼原町/津野町)で開催する旅のキャンペーンです。「すっぴんデトックス」をテーマに、清流四万十川流域の山川海が生み出す豊かな自然のめぐみで心身をリフレッシュできる旅を案内します。 詳しくは、公式ホームページへ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:井手口 陽子 写真:森 昌史