※こちらの記事は2015年9月14日に公開されたものです。

平安時代から愛されてきた景勝地、嵐山。2015年3月にオープンした「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」の敷地内に、宿泊客以外の人も利用でき、保津川と嵐山の美しい景色が楽しめるすてきなカフェ「茶寮 八翠」があります。

保津川ほとりの絶好のロケーションです

嵐電・嵐山駅から徒歩6分ほど。渡月橋の北側を保津川沿いに歩いていくと、観光地の喧騒が次第に遠のいていくのが感じられます。風格あるホテルの門をくぐると、もみじの葉が風にそよぐその先に、「茶寮 八翠」がたたずんでいます。
かつて8人の詩人が嵐山の折々の風光を愛で、漢詩を綴ったことから「八賞軒」と称された、築100年を超える歴史的建造物をいかした茶寮です。
店内に入ると目に飛び込んでくるのは、嵐山と翡翠色の保津川とが織りなす美しい景色。雄大な自然とせせらぎの音に、たちまち心がほどけます。

オリジナリティ豊かな絶品グルメを味わいましょう

人気の甘味メニューは、京都の老舗茶舗・一保堂の上質な抹茶を惜しみなく使った本葛菓子「翡翠もち」(800円、サービス料10%別)。宝石の翡翠のようにつややかで、このロケーションならではの詩情が感じられる一品です。スプーンですくうとぷるるんと揺らめいて、抹茶の芳しい香りを運んでくれます。黒蜜ときなこが添えられていて、好みに合わせ味を変えて楽しめるのも魅力です。
こちらには、京ことばで一時的に空腹を満たすことや、その食べ物を表す「むしやしない」のメニューもあります。
おすすめは、「八翠特製翡翠サンド」(2800円、サービス料10%別)。ほうれん草ともち粉が練りこまれた特製パンはふわふわで、しっとりとした食感。3層になっていて、鴨のパストラミや2種のチーズ、アボカドをはじめとした洋のものと、お出汁や醤油、かつおぶしなど和のものとが見事に調和し、ほっとなごませてくれる味の個性派サンドイッチです。地元産野菜の自家製ピクルスや小菓子4種盛り合わせも付いているので、食べ応えもじゅうぶん。

ほかに、「SAGANO」という名のオリジナルカクテルをはじめ、アルコール類もあるので、楽しみ方は多彩です。

まさに嵐山の別天地。離れがたい居心地のよさ

窓辺でまったり過ごすのもいいけれど、晴れた日にはぜひテラス席へ。きれいな空気をたっぷり吸いこんで、雄大な景色に包まれていると、心が澄みわたっていくよう。

春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色・・・・・・季節ごとの景色に会いにまた訪れたくなる、そんなとっておきの場所です。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:佐藤理菜子

※年末年始の営業については、各店舗のウェブサイトをご確認下さい。

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