昔から海外との貿易によって栄えた長崎県には異国情緒あふれる食文化や建物が数多くあります。特に、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」はユネスコの世界文化遺産の暫定リストにも記載されており、長崎は今注目のまちなのです。
今回は初心者でも楽しめる長崎らしい街あるきを紹介します。
長崎といえばちゃんぽん。ご当地グルメをいただきましょう
長崎といえば、ちゃんぽんが有名ですよね。中華街で食べると雰囲気も相まって格別です。
長崎のちゃんぽんはほかの県に比べると少し甘めの味付け。普段食べているちゃんぽんと食べ比べてみるのもいいかもしれません。鶏と豚からとったスープは海鮮や野菜とのうまみで深みのある味わいに仕上がっており、太めの麺とよく合います。
今回おじゃました「会楽園」では野菜と海鮮が入った普通のちゃんぽん(\800)と、具材が多めで肉団子などが入った特製ちゃんぽん(\1,200)があります。
ほかにもおすすめなのが長崎名物のハトシ。ハトシとはエビのすり身をパンに挟んで揚げたご当地グルメで、長崎ではよく目にする料理です。
会楽園のハトシには豚挽肉も入っているので、エビのぷりぷりした食感と豚のジューシーなうまみがサクサクのパンとよく合います。
会楽園は路面電車「築町」電停から徒歩すぐ。中華街エリアにあるので、周辺を散策しても楽しいですよ。
眼鏡橋は石垣にも注目してみて
橋と水面に映った形が眼鏡に見えることから名づけられた眼鏡橋は、実は日本初の石造りのアーチ橋なんです。風があまり強くなければ、橋が水面に映ってきれいな眼鏡の形を見ることができますよ。
眼鏡橋の近くの護岸石垣には、ハートの形をした石が隠れています。
さわって願い事をしてはいかがですか。
チリンチリンアイスを食べながら、散策しましょう
アイスクリームとソフトクリームを足したような氷菓で、長崎のご当地スイーツ。1つ100円とねだんもお手軽なんです。
鐘を付けたリヤカーで販売していたため、鐘が鳴る音にちなんで「チリンチリンアイス」となったそうですよ。時間があるときにお願いすればバラの形によそってもらえるので、タイミングをみて頼んでみるのもいいですね♪
数ある教会の中でも最も古く、歴史のある大浦天主堂へ
必ず訪れたいもう一つのスポットが国宝・大浦天主堂です。
現存する日本最古の教会堂で、中に入るとうっとりするようなきれいなステンドグラスを見ることができます。日本に伝わったキリスト教の長い歴史に、思いを馳せてみるのもいいですね。
実は大浦天主堂の裏には隠れた路地があり、散策ができるんです。
大浦天主堂への階段を上る前、左側の路地を進み坂道を登っていくと、「祈念坂」という石畳の坂道があります。
どこかノスタルジックな雰囲気が漂うこの坂道は、映画のロケ地にもなったそうです。この付近は長崎の街を一望できる隠れたビュースポットにもなっているんですよ。
世界新三大夜景から街を一望しましょう
長崎の夜景は昨年、香港、モナコと並び「世界新三大夜景」に認定されたばかり。坂の多い街ならではの立体的な夜景は、ため息が出るほどきれいなんですよ。
室内からガラス越しに見ることもできるので、寒い夜でも大丈夫です。
実は屋上展望台の足元で光るライトをよく見ると、ハートの形をした明かりが1つだけあります。
長崎ではほかにもグラバー園の石畳など、いろんな場所にハートスポットがあります。ハートさがしをテーマにして街を散策するのも楽しいですね。
長崎市では2014年1月31日~2月14日に毎年恒例の「長崎ランタンフェスティバル」が開催されます。約1万5000個もの極彩色のランタンが街中に灯る、幻想的なお祭りです。
是非、長崎県へことりっぷしてみてくださいね♪
長崎ランタンフェスティバル:http://www.nagasaki-lantern.com/