九州本土南端に位置する鹿児島県指宿市は、冬に菜の花が開花する温暖なエリア。海岸沿いにある温泉熱を利用した砂むし温泉に入れば、体の内側から温まります。
ひと足先に春を感じに♪12月に菜の花が開花する池田湖へ
薩摩半島の南端にある指宿へは鹿児島市内から列車で1時間ちょっと。指宿駅から車で25分ほどの場所に代表的な景勝地、池田湖があります。12月の平均気温が10度台と、温暖な気候に恵まれている指宿では、この時期から菜の花が開花。池田湖周辺を明るい黄色の花々が埋め尽くす光景が、冬の風物詩になっています。遠くには、指宿のシンボル的な存在である開聞岳がそびえ、この地でしか見られない特別な景色を見ることができます。
波の音を聴いてデトックス。海辺の砂むし温泉でぽかぽかに
気持ちまで暖かくなりそうな景色に癒されたら、体を温めてくれる名物の砂むし温泉へ。温泉熱を利用した暖かい砂に入る砂むし温泉は、血液循環を促進し、デトックス効果も抜群。300年もの昔から湯治に訪れる人々に愛されてきました。
世界的にも珍しい天然の砂むし温泉である「砂むし会館 砂楽」は海沿いで砂むし温泉に入れる場所。気候が良い干潮時、砂の状態が良い日には、波打ち際での砂浴も体験できます。波の音を聞きながら、暖かい砂に身を包めば、ゆっくりと体の内側から温まり、心身ともにリフレッシュできそうです。
良質な温泉をひとり占め♪山間にある貸切風呂「野の香」
指宿に湧く温泉の泉質は、概ね保湿効果が高いといわれるナトリウム塩化物泉で、美人湯と謳われる温泉が多いのも特徴。そのなかでも「等張性」と呼ばれる珍しい泉質を持つのが、山間にある貸切風呂「野の香」です。アイソトニック温泉と呼ばれるこの泉質は体の細胞液と同じ成分で、体に浸透しやすいといわれています。「野の香」では、地下300mから汲み出す源泉を循環や加熱をせずフレッシュな状態で注いでいます。
県内でも珍しい泉質の湯は保湿・保温効果の高い塩化物イオン、美肌効果のあるメタケイ酸など、効能豊かな成分が豊富。そんな効能豊かな温泉を、滋賀県の信楽焼や焼酎の蒸留樽など、女将こだわりの浴槽を用いた全8室の貸切風呂で楽しめます。
築100年の古民家でいただく炊きたてのごはん
指宿を訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、江戸時代の武家屋敷や石垣などが残る町割にある古民家カフェ「古民家で昼ごはん 梅里」です。ランチは契約農家が作る伊佐米を、こだわりの製法で作られた土鍋で提供するご飯が自慢の篤姫御膳のみ。花籠に並ぶ無農薬栽培の野菜を使った小鉢は、月変わりで季節感を楽しめます。
築100余年の歴史ある古民家には、当時の箪笥などの家具はそのままに、大正時代の灯具や箱火鉢などが置かれています。店内から遠く桜島を眺め、波の音が届く海側と緑が美しい庭園側の座敷席でくつろぐことができます。
織物工房でキレイを作る体験を「養蚕農家カフェ桑の実」へ
内陸部の山間、桑畑が広がる場所には絹糸の製造から織物を一貫して行う織物工房「養蚕農家カフェ 桑の実」があります。こちらは、繭から織物をつくる国内でも数軒しかない工房。もともと着物や帯を作っていた上原さん夫妻が、生産の少ない上質な絹を求めてはじめました。絹は蚕が繭を作る際に生み出す繊維のこと。質のいい繊維を作るには、蚕の餌となる桑を育てることから始まります。
現在、1000坪の広大な桑畑に年間2万から6万の蚕を飼育。飼育だけで約1ヶ月、蚕が作った繭から糸を紡いで織物が作れるよう、製糸するのにさらに1か月以上を要します。こうして手間ひまかけて作った絹糸を使い、一段一段織り機で織る上質な織物を作り続けています。
工房では無農薬の繭玉から抽出した成分で作る化粧水や、絹糸で作るオリジナルコースターのワークショップも行なっています。一般的には知られている繭は白色ですが、こちらで見られるレモン色の繭はこの工房で養蚕飼育した特別品種。100種以上もある蚕の種類によって、繭も色や質感が異なるものができあがるそうです。この繭を使うと、ほんのり黄色が投影された天然色の化粧水ができあがります。
5名様に「指宿温泉グッズ」をセットでプレゼント!
アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に「指宿温泉グッズ」をセットでプレゼントいたします。みなさまのご応募をお待ちしております♪
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応募期間:~1/24(木)まで
賞品の発送:2月下旬
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。