※こちらの記事は2016年6月17日に公開されたものです
※2017年4月にリニューアルオープンしました

美しい星を眺められることで知られる福岡県八女市にある星野村。標高400mにある「星の文化館」は、夜空の星を観測できる天文台にプチホテルが併設され、「泊まれる天文台」と話題です。プラネタリウムや宿泊者限定の観望会もあり、県内外から多くの人が訪れます。

茶畑が広がる閑静な場所にあります

茶畑が広がる閑静な場所にあります
辺り一面に茶畑と星空が広がる
上質な茶の生産地である八女市の奥座敷にある、玉露で有名な星野村。そこかしこに茶畑が広がる高台に星の文化館はあります。

豊かな自然と澄んだ空気に包まれた一帯は、星を眺めるのにぴったりの場所です。

満天の星空を眺めているようなプラネタリウムもあります

満天の星空を眺めているようなプラネタリウムもあります
宿泊者以外は500円で入館できる
星の文化館には、天文台のほかにプラネタリウムもあります。プラネタリウムでは頭上に広がるスクリーンに、星の神話にまつわる話や今夜の星空についての番組が映し出されます。
曇りの日でも、満点の星空のような映像を楽しみながら、星に関する様々なことが学べます。

宿泊者限定!贅沢な星空観望会

宿泊者限定!贅沢な星空観望会
県内最大級の口径65cmの大型反射望遠鏡
21時30分からは天文台で宿泊者限定の観望会が行われます。星に詳しい天文指導員が解説を交えながら、その時期に見られる星を案内してくれます。

気温が低く、空気が澄んでいる冬が星がきれいな時期と思われがちですが、冬は明るい一等星が多く見られる時期で、数でいうと夏の時期が最も多くの星が見られるのだそうです。


クレーターが浮かび上がる姿が美しい月の姿

2万5000光年彼方の球状星団「M13」

夏には天の川のほか、惑星や恒星、星団、星雲など、さまざまな星々を見ることができます。

普段は見られない、全国でも数少ない大型望遠鏡で見る星の煌めきは感動的で、幾万年も前もの星の歴史を聞いていると、より神秘的なものに感じられます。

立ち昇る天の川

星野杉を使ったプチホテル

星野杉を使ったプチホテル
宿泊は一泊朝食付きで6500円~
客室は全室に星野杉を使った木のぬくもりあふれる空間。ツインの洋室や和室のほか、ロフト付きのファミリールームもあります。客室には天体についての関連書籍が置かれるほか、星や惑星関連の天文資料がある映像&図書コーナーもあるので、観望会の前後にぜひ活用してみてくださいね。

この夏は、天文台で普段見られない星空を眺めながら、宇宙の神秘に思いを馳せてみませんか?

客室のほか、宿泊棟の廊下にも天体資料が展示される

星野村を一望する見晴らしのいい場所にある

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:上川奈穂美

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です