ロンドンから気軽に行くことができます
世界各地から長い時間をかけて集められた4万種を越える植物が栽培され、現在も植物の保護や研究を行う最前線の機関となっています。敷地は約120haと広大で、ガラス張りの大きな温室がいくつも点在します。また、王族が受け継いできた歴史もあり、かわいらしい宮殿も点在しています。
パームガーデンからめぐりましょう
温室の中には隠れるように地下フロアもあり、海洋水族館が広がっています。小規模ながら、「サンゴ礁」や「マングローブの湿地帯」といった4つの生息地に分けられたしっかりした構成。カクレクマノミやチンアナゴが穴の中から顔をのぞかせます。
うっそうと茂る植物に気を取られて見逃しがちですが、パームガーデンに入ったら、ぜひ地下フロアもチェックしてみてくださいね。
色とりどりのバラは6月が見頃
色のバリエーションも豊富で、真っ赤なものからピンク、イエローにオレンジ、マーブル模様になったものまで、次々と目を奪われます。夢中でカメラを向け、黙々と写真を撮り続ける人もちらほら。
オンシーズンに人だかりもなくゆっくり見ることができるのは、広々とした屋外庭園ならでは。これは日本ではなかなか体験できない、本場ならではの特権です。
鳥たちものびのびと暮らしています
また植物の種類も多岐に渡り栽培されているので、大きなサボテンがあったかと思えば、小さな温室内にはラグマットくらいの大きさのオオオニバスも。
日本庭園もあり、秋にはもみじが紅葉し竹林がさざめきます。イギリスの庭園で、日本らしい情緒溢れる景色に出会うのは、なんだか不思議な気がしますね。
オールシーズン楽しめます
オリジナル鉛筆やピンバッチなどはお手頃な値段で売っているので、友人へのおみやげにプラスしても良さそうです。
オンシーズンは初夏~初秋ですが、雪景色や冬だからこそ見られる花も多く、1年中楽しめるように工夫がなされています。
ロンドンの中心部から気軽に行けるキューガーデン。旅行の合間に1日、リフレッシュ日を設けて訪れてみませんか?