秋も深まり、温泉に行きたくなる季節ですね。

日本と同じく火山国のイタリアには、各地にテルメ(温泉)が点在しています。そんな中でローマからアクセスのよい温泉地として、ヴィテルボという街があるのをご存知でしょうか。

ヴィテルボは中世の時代には多くの法王が移り住み、法王の街として栄えた場所で、その名も”テルメ・デイ・パーピ(法王たちの温泉)”という温泉施設があります。

今回はヴィテルボのテルメ・デイ・パーピとイタリアでの温泉の楽しみ方についてご紹介します。

目次

テルメ・デイ・パーピへのアクセス

ローマの北西約70kmに位置するヴィテルボは、ローマから電車で2時間から2時間半ほど。

直接テルメ・デイ・パーピに行く場合には、ローマ市内から直行のシャトルバス(往復8ユーロ)があります。ローマのポポロ広場近くの乗り場から片道約1時間半で着くので、往復これに乗れば楽ちんです!

バス

テルメ・デイ・パーピの施設

テルメ・デイ・パーピに到着したら、まずは受付でチケット(平日12ユーロ・休日18ユーロ)を購入し、ロッカーで水着に着替えます。ビーチサンダルやバスローブなどもお忘れなく。

テルメ デイ パーピ

そしていよいよ温泉へ!

テルメ・デイ・パーピの温泉は、見た目は大きな屋外プールのようですが、硫黄のにおいがするところはまさしく温泉です。温泉はぬるめの温度で、浸かりながら談笑する人、浮き輪でプカプカ浮いている人、中には泳いでいる人もいて、楽しみ方はやはりプールに近いかもしれません。

テルメ デイ パーピ

また、写真は撮れませんでしたが、洞窟サウナもあります。洞窟サウナに入るためには、施設に常駐している医師との面談が必要になりますのでご注意ください。

テルメ・デイ・パーピはホテルも備えているので、日帰り温泉だけでなく、泊まってゆっくりすることもできます。

イタリアの温泉の楽しみ方

テルメ・デイ・パーピだけでなく、イタリアにある温泉施設は基本的に水着着用です。また、温度は35度前後のぬるめの温泉が多く、熱いお湯で比較的短時間のうちにあたたまる日本の入り方とは違い、のんびり浸かったりビーチチェアで休んだりと、リゾート的な楽しみ方をします。

日本では秋や冬にこそ温泉に行きたくなると思いますが、イタリアでは夏が温泉シーズンで、秋以降はオフシーズンになってしまうところもあります。寒い季節こそ温泉に行きたいのに…。

でも、それはそれで夏より空いている温泉に入れるのもいいかもしれないですね。

まとめ

イタリアの温泉は日本の温泉とはかなり趣が異なりますが、その違いもまた面白いのではないでしょうか。

ヴィテルボ以外にも、北はボルミオやシルミオーネ、南はイスキア島などにも大きな温泉施設がありますし、トスカーナ地方などには無料で入れる自然の中の温泉も多くあります。

温泉

温泉好きの日本人としては、ぜひ各地の温泉を試してみたいものです。イタリアにお越しの際には、ぜひ1日は温泉で旅の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。

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