※この記事は2021年8月6日現在の情報です。
コロナウイルス蔓延により、半年以上ロックダウンを行っていたここトロントですが、ワクチンの接種が進み、感染者数がぐっと減りました。
Google ニュースによると、カナダの人口の6割以上の人がすでに2回のワクチン接種を終えています。人口が少ないからかもしれませんが、日本が3割強なのに比べると、かなり早く行き渡っているといえます。筆者も5月初旬、6月下旬に2回接種し終えました。
それらに伴い、7月末よりステージ3へと緩和され、室内プール・映画館・美容院の営業再開、レストランの店内飲食、100人までの屋外の集会が認められ、一気にほぼ元どおりの生活をできるようになってきました。それでもまだ、室内はマスク着用を義務とし、店内や建物内に入れる人数も通常より少なく設定され、公共交通機関のシート部分は隣り合わせで座ることを禁止するサインが置かれており、規制は続いています。
とはいえ、一部を除き娯楽施設が再開した!そして夏だ!ということで、ソーシャルディスタンスを保ちながら出かけられそうな場所を考えました。結果、夏の観光には欠かせない「トロントアイランド」に行ってきたので、今回の記事ではそのことについてご紹介します。
目次
トロントアイランドの場所と行き方
トロントアイランドは、トロント南部オンタリオ湖に位置している小さな島です。トロント都市部から目と鼻の先で接続も良いので、気軽に訪れることができます。居住区と公園やサイクリングロードなどの観光できる場所とあり、砂浜もあるので、毎年夏になると、多くの人が訪れる名物スポットです。
アイランドへ行くには、フェリーに乗らないといけません。それ以外にウォータータクシーや個人ボートなど、行く手段はいくつかありますが、フェリーを利用して島に行く人がほとんどです。Jack Layton Ferry Terminalという、トロント都市部の南にある乗り場から乗船します。曜日や時間帯によりますが、およそ30分〜1時間おきに運航されています。
乗り場は広場のようになっていて、湖岸方面に歩いていくとチケット売り場があります。
料金は往復で大人$8.5、65歳以上と15-19歳は$5.5、2-14歳は$4で、2歳未満は無料です。片道チケットはなく、この料金で往復乗ることができます。支払いを終えたらそのまま奥に誘導され、船が来るまで待ち、船の到着後乗り込みます。
実際に行ってみた
船の待合スペースと船内は、ソーシャルディスタンスをギリギリ守れるか守れないかレベルの、かなりの混み具合で正直驚きました。というのも、トロントでは入店などの人数制限をかなり厳しく取り締まっていたので、パンデミック以来、人混みに出くわしたことが1度もなかったからです。フェリーは窓が開いていたので、密になることはありませんでしたが、かなり人が多かったです。
そんな混雑具合に少し抵抗を覚えつつも、フェリーが出発してしばらくすると、窓から見える景色に心を奪われました。トロント都市部を離れ、島側から見るととてもフォトジェニックです。
フェリーから西の方角に目をやると、Billy Bishop City Airportが見えました。この空港はトロントアイランドに位置する地方の空港で、近郊のアメリカ・モントリオール・オンタリオ州の主要都市などに飛ぶことができます。ほんの5分ほど見ただけでしたが、小型機が数台せわしなく離着陸を行っていました。
トロントアイランドでできること
トロントアイランドに行くなら、断然夏!自然を存分に楽しめる公園やビーチ、島中に走るサイクリングロードに使えるレンタサイクルがあり、様々なアウトドアアクティビティを体験できるからです。
島中を歩くには広すぎるので、隅々まで堪能したいのであればレンタサイクルがおすすめです。筆者は今回は利用しませんでしたが、大人2人や4人で乗れるものもあり、カップルやグループで乗ると楽しいです。レンタル場所は、島中央部の南端にあります。
また、遊園地もアイランド内にあります。メリーゴーラウンドやゴーカート、小規模のジェットコースターなど、約20種類のアトラクションがあり、子供に大人気です。チケット制で乗り物に乗れましたが、コロナ禍で接触を少しでも避けるため、今夏はデーパスのみの販売を行っているようです。
おすすめスポット
レンタサイクルや遊園地を利用しなくても、のんびり散策しても十分楽しめます。
あちらこちらに噴水や庭園がありました。
原っぱはとても広く、テーブルやベンチもたくさんあったので、休憩する場所に困りません。
Centre islandの突き当たりにはビーチがあり、浅瀬になっているのでとても穏やかです。子供や若者が水遊びや水泳を楽しんでいました。
帰りももちろんフェリーを利用します。今回は、帰りはとても空いていました。2階建てのフェリーは、2階前方に乗ると都市部を正面に望めて絶景ですよ!
最後に
今回の記事では、フェリーに乗って行く「トロントアイランド」についてご紹介しました。
夏だからか、開放的な気分になっているのか、はたまたパンデミックに飽き飽きしているのか、理由はそれぞれだと思いますが、思った以上に多くの人がいてびっくりしました。まだパンデミックは収束していないので、安全第一で残りの夏を楽しみましょう。