旅行の必需品としてカバンに入れておきたい物の一つが常備薬です。頭痛や腹痛用の痛め止めや、ちょっとした気になる風邪を引いてしまった時、乾燥する飛行機の機内での風邪予防や虫除けまで、いつも使っている薬が切れてしまった時や持ち合わせていないという時は、ニュージーランドの地元でよく売られている薬や予防薬を使ってみてはいかがでしょうか。
今回はそんな時に役立つ、ニュージーランドの常備薬と風邪予防法を紹介します。
目次
- ニュージーランドの痛み止め
- のどが渇いたり、痛みの症状を和らげるのど飴
- 天然の食品でニュージーランドならではの風邪予防
- アウトドアに欠かせない、虫よけ対策に
- 虫に刺されてしまったときに
- ニュージーランドで薬が欲しい時には
ニュージーランドの痛み止め
<スーパーマーケットでも購入できます>
ファーマシー(薬局)やスーパーマーケットでも購入できる「Panadol(パナドル)」は、「Paracetamol(パラセテモル)」という薬品が入った痛み止めです。頭痛、片頭痛、体の痛みや生理痛、歯の痛みや風邪や熱の症状を和らげるのに飲まれる薬品です。ニュージーランドの多くの家庭ではこのパラセテモルが入った痛み止めを常備しています。私も万が一の時のために常備しています。
年齢制限や妊娠をされていたり、他のお薬を飲まれている方への注意事項が書かれていますので、必ず箱の外側の注意事項を読んでから服用するようにしましょう。
のどが渇いたり、痛みの症状を和らげるのど飴
<ハニー&レモン味>
日本でも様々なのど飴が売られていますが、私がのどの痛みを感じた時に使うのは、のど飴の「Strepsils(ストレプシルス)」です。乾燥する飛行機の機内の中や、長いフライトの後にのどが痛くなってしった時には、こういったのど飴をおすすめします。
ハニー&レモン味のほかにもオレンジ味を見かけました。ミントのような鼻から抜ける作用があります。
天然の食品でニュージーランドならではの風邪予防
<はちみつとレモン>
ニュージーランドの産物の一つで、健康食品として人気の高いはちみつですが、その中でも飛びぬけて栄養価の高い「Manuka honey(マヌカハニー)」は風邪予防としても食べられています。
殺菌効果の高いマヌカハニーはのどの痛みを和らげる効果が期待できるので、ビタミンCたっぷりのレモン汁とマヌカハニーを暖かいお湯に溶かしたホットレモンは、地元の人たちに良く飲まれる風邪予防ドリンクです。
アウトドアに欠かせない、虫よけ対策に
<スプレータイプの虫よけ>
キャンプに出かけたり、トレッキングに行くときには欠かせないものが、虫よけです。日本で夏になると必ず出てくる、虫よけが必要な虫と言えば、蚊ですが、ニュージーランドでは蚊よりも厄介な虫が現れます。
その正体は「Sandfly(サンドフライ)」というハエで、コバエよりも若干小さく、刺されるととても痒くなります。山の中だけでなく、川や海にもいるので、少しでも見かけたときには虫よけを使用したり、洋服で肌を隠したりするのが効果的です。首回りや足首回りが良く狙われますので、注意しましょう。
虫に刺されてしまったときに
<天然のオイル>
蚊やサンドフライに刺されてしまった時におすすめなのが、「TEA TREE OIL(ティーツリーオイル)」です。天然のオイルなので、子供達にも安心して使える消毒液です。擦り傷や切り傷にも使え、殺菌効果が高いティーツリーオイルはニキビ予防に効果があるそうです。
また、夏のニュージーランドではミツバチやスズメバチといった蜂に刺されてしまう事もありますので、ティーツリーオイルのような消毒液を常備していると良いかもしれません。
ニュージーランドで薬が欲しい時には
どんなに注意をしていても、風邪にかかったり、怪我をしてしまう事はあります。そういった時には「Pharmacy(ファーマシー)」薬局に行ってみましょう。薬剤師の方がいますので、風邪の症状や怪我の具合を見せながら、お薬の相談をしてみると良いと思います。
またニュージーランドでは、マヌカハニーをはじめ、天然の素材を使った治療法を好む人たちが多くいます。是非、ニュージーランドに来た際には、ニュージーランドならではの風邪予防法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。そして、万が一の時には無理をせず、ニュージーランドのお薬も試してみて下さい。