金沢といえば、兼六園。庭園散策で四季折々の景観を楽しんだ後には、有名パティシエのパティスリー&カフェで、金沢限定のスイーツを味わってみませんか。金沢らしさが満喫できる、おすすめ散策ルートをご紹介します。

四季折々の表情が見られる「兼六園」

四季折々の表情が見られる「兼六園」
日本三大庭園のひとつに数えられる「兼六園」は、加賀藩の歴代藩主が長い歳月をかけて造り上げた庭園です。広大な敷地内に池や噴水が配置され、桜や紅葉、冬の雪吊りなどに彩られた四季折々の表情が楽しめます。

兼六園には全部で7つの出入り口があります。「桂坂(かつらざか)口」から入ると、庭園に入るまでの坂道に、食事処やおみやげ店がずらり。人気の観光スポット「21世紀美術館」へ移動する際には、「真弓坂(まゆみざか)口」が最寄りの出入り口です。

園内に数ある見どころの中でも最も有名なのは、池のほとりに佇む「ことじ灯篭」。兼六園に来たら、絶対に欠かせないフォトスポットです。

美術工芸王国・石川の美を集結した美術館

美術工芸王国・石川の美を集結した美術館
園内の散策をゆっくりと楽しんだ後は、道路を挟んで隣にある石川県立美術館へ。九谷焼の国宝「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」をはじめ、石川県にゆかりのある工芸品や絵画を多数所蔵している、地方色豊かな美術館です。

移動の際には、兼六園の裏手に位置する「随身坂(ずいしんざか)口」から外に出てください。あまり目立たない出入り口ですが、ここから出れば県立美術館がすぐ目の前です。

人気パティシエこだわりの金沢限定スイーツ

人気パティシエこだわりの金沢限定スイーツ
石川県立美術館の中にあるパティスリー&カフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」は、石川県出身で日本を代表するスイーツ界の第一人者、辻口博啓氏のお店。

地元の食材にこだわったこのお店では、珠洲の天然塩や加賀野菜を使った、ここでしか味わえない限定スイーツを楽しむことができます。


ガラス張りのカフェは、まるで森の中
県立美術館周辺は「本多の森」と呼ばれる美しい森に囲まれています。
「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」は、床から天井からまで壁一面が大きな窓。まるで、森の中でお茶をしているような気持ちになれる空間です。

人気メニューは“五郎島金時”のモンブラン

人気メニューは“五郎島金時”のモンブラン
左から「HAKUSAN」、「シェリ」
「HAKUSAN」(486円)は、北陸三県と岐阜にまたがる霊峰白山の雪景色をイメージしたさつまいものモンブラン。
“五郎島金時”と呼ばれる石川県産の甘みが強いブランド芋を使っていて、滑らかでふわっと軽い口当たり。

「シェリ」(513円)は、外側がフルーティなカシスのムースで、中に“能登栗”のガナッシュと塩キャラメルのソースが入っています。さっぱりとしたムースと、濃厚なフィリングのハーモニーが魅力の一品です。

世界初、玉露とアシェットデセールのデザートコース

世界初、玉露とアシェットデセールのデザートコース
「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」では、「コンセプトG」(2430円) と題した玉露とデザートのコースも用意されています。

コースは完全予約制。辻口氏こだわりのお茶室で、オリジナルスイーツ2品からなるアシェットデセールを中心に、宇治の玉露や小菓子が楽しめる、世界で初めての試みです。

名勝・兼六園の散策を楽しみ、金沢限定のスイーツを味わえば、「来てよかった」と実感できるはず。
金沢旅行のプランにぜひ加えていただきたい、おすすめの散策コースです。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:中山由貴

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