秋から冬にかけてのこの時期、ドイツのシュトゥットガルトで毎年行われている有名なお祭りがあります。それが、「ルートヴィヒスブルク カボチャ祭り」です。45万個以上のカボチャが展示されている世界最大級のカボチャ祭りなのですが、ドイツのみならず、世界各国から観光客が訪れるドイツで人気の高いイベントの1つです。そんな「ルートヴィヒスブルクカボチャ祭り」とは一体どのようなお祭りなのか。現在開催中なので早速参加してきました。

目次

ルートヴィヒスブルク カボチャ祭りとは

ルートヴィヒスブルクカボチャ祭り

ドイツで人気の高いイベント、「ルートヴィヒスブルクカボチャ祭り」。

こちらのお祭りは1997年より開催されているのですが、以前と比べ規模はどんどん拡大しており、いまや「世界最大級のカボチャの展覧会」と言われています。こちらのイベントの魅力はなんといっても世界中のカボチャをこの目で見られること。写真からも分かるように、展示用に世界中のカボチャがぎっしりと棚に並んでいます。

またこちらのカボチャ祭りは毎年テーマが決められ、そのテーマに沿って作られた可愛らしい巨大オブジェを多く見ることができます。もちろん全てカボチャでできているので必見です。その他にもその年の欧州最大のカボチャの展示やカボチャの計量会、カボチャを使って行われる子供向けのイベントなど、日替わりでイベントが楽しめるのも魅力です。運が良いとカボチャの彫刻をその場で見ることもできるそうで、大人から子どもまで楽しめる一大イベントとなっています。

もともとこちらのお祭りは地域の活性化を主な目的にしているため、展示に使われているカボチャの約80%がシュトゥットガルト近郊で作られているものだそう。そういうわけで、こちらのお祭りは観光客だけでなく地元の農家さんにとっても思いがこもった大切なお祭りでもあるのです。そういった理念のもと行われているイベントということもあり、ドイツの方に愛されるお祭りと成長していったようです。

2021年開催のカボチャ祭りに行ってきました

ルートヴィヒスブルクカボチャ祭り

そんな大人気のカボチャ祭りに今年も参加してきました。

2021年のカボチャ祭りは2021年8月27日から12月5日まで開催。多くの観光客が訪れることから、開催期間は長めに設定されているようです。会場はお祭りのタイトル通り、ルートヴィヒスブルク城の敷地内、ブリューエンデス・バロックガルテンシャウで行われています。

城の敷地内に入るため、入場料(大人10€、子ども4.8€)はかかりますが、結論から言うと行く価値あり!季節感溢れる素敵なイベントです。最後にURLを載せていますので気になる方はチェックしてみてください。

2021年今年のテーマは「水中」

ルートヴィヒスブルクカボチャ祭り

すでに掲載した写真からもわかるように、2021年今年のカボチャ祭りのテーマは「水中」でした。会場内は水中をテーマに作られたオブジェがたくさん展示されており、オレンジ色の海に迷い込んだようなそんな不思議な気持ちに包まれました。

どのオブジェもとても大きくカラフルなため、インスタ映え間違いなし!週末の午後になると会場は人でいっぱいになるため、写真撮影を楽しみに参加される方は週末の朝いち、もしくは平日に訪れることを強くおすすめします。

ちなみに今年1番の人気オブジェは、映画ジョーズを彷彿させる迫力ある鮫のオブジェでした。鮫の口の中に入って撮影ができるので、多くの人が撮影のために列をつくっていたのが印象的です。

美味しいカボチャ料理も魅力のひとつ

スープとパン

可愛らしいカボチャの展示ももちろん楽しみでしたが、個人的に最も楽しみにしていたのがカボチャを使った様々な料理が食べられること。会場には9時から入場できますが、レストランや屋台で食事が楽しめるのは10時半頃から。どの店も長蛇の列が毎年できると聞いていたので9時から展示を楽しんだ後、開店と同時に食事を楽しむことにしました。効率良くお祭りを楽しむことができるので、このようにまわるのが個人的におすすめです。

カボチャ揚げ、ケーキ、パスタにジュース、お酒など気になるものは多くあり何を食べるか迷いましたが、結局王道のカボチャスープとカボチャパンを注文することに。これが大当たり!とっても美味しかったです。日本のカボチャスープを想像して注文したのですが、でてきたのはスパイスの効いたスープ。スープとパンのセットがこのイベントで一番人気だと店員さんがおっしゃっていましたが、人気があるのも納得です。

会場内各地で売っていた砂糖やシナモンコーティングのカボチャの種もおすすめ!こちらのカボチャの種はオクトーバーフェストやクリスマスマーケットでよく見かけるナッツと同じ味付けで、ドイツで定番の食べ歩きできる食べ物。ほのかに温かく甘いカボチャの種が癖になります。

このほかにもパンプキンパイなどもいただきましたが、どれもドイツ風の味付けで美味しかったです。ドイツの秋を感じたい方はぜひ会場に来場してこれらの食事を堪能してもらえたらと思います。

カボチャ土産もお忘れなく

かぼちゃのお土産

カボチャ料理をたらふく堪能したところで立ち寄って欲しいのは、カボチャでできた様々な物を販売しているお土産屋さん。食べ物だけでなく、カボチャモチーフの雑貨などもゲットできます。私はカボチャの種のオイルとお菓子を購入。紅茶やパスタ、カボチャのサイダーなど気になる商品ばかりで、店内を見ているだけでとても楽しかったです。

そのほかにも、色鮮やかでユニークな形をしたカボチャや料理に使える美味しそうなカボチャなどスーパーでは決して手に入らないカボチャもこの場で購入できます。ちょうどハロウィンも近かったので自宅のデコレーション用にミニカボチャをゲット。この日の思い出を自宅に持ち帰れるのも嬉しい限りです。

最後に

かぼちゃ

いかがでしたか。昨年コロナの影響で開催されなかったせいか、今年は一段と盛り上がりをみせるカボチャ祭り。今年2021年のカボチャ祭りは12月5日まで開催されていますので、気になる方はぜひ訪れてみてください。

今年参加できない方も、この記事を来年以降の旅行計画に役立てていただけたら幸いです。また、各日行われているイベントが異なってきますので、参加したいイベントがある場合は、事前に公式ホームページで日程を確認してから訪れてみてください。

ルートヴィヒスブルク カボチャ祭りの情報

  • 会場:KÜRBISAUSSTELLUNG, BLÜHENDES BAROCK
  • 住所:Mömpelgardstraße 28, 71640 Ludwigsburg
  • 公式HP
  • 入場料:大人10€ 子ども4.8€

By Maki

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