日差しのあたたかさにほっとする春本番。青い海が日に日に輝きを増す伊勢志摩へ旅してみませんか。一年を通して多くの人でにぎわう伊勢神宮や多彩な観光スポット、豊かな海の幸を活かしたグルメなど、見どころたっぷりな1泊2日プランをご紹介します。電車やバスが乗り放題で、主要な観光スポットにも入場・入館できる近鉄のきっぷ“まわりゃんせ”を利用すれば、ぐっと便利でお得に。旅を満喫して、心に残る素敵な思い出を作りましょう。
伊勢志摩といえば、まずはお伊勢まいりへ
日常から神聖な世界への架け橋と言われる、内宮の宇治橋。その正面に立つ大鳥居を前にすると厳粛な気持ちに
日本各地にある8万社以上の神社の中心として、崇敬を集める伊勢神宮。“お伊勢さん”の呼び名で親しまれています。外宮と内宮の2つの正宮があり、おまいりは外宮~内宮の順にめぐるのが習わし。伊勢神宮の参拝では、個人的な願い事をする前に、感謝の気持ちを伝えましょう。
また、伊勢には毎月1日の早朝に参拝する「朔日(ついたち)まいり」という古くからの風習も残っています。1ヵ月無事に過ごせたことを神様に感謝しようと、朔日はいつにも増して多くの人が訪れます。
緑豊かで厳かな空気に包まれる外宮の神域。正宮のほか、3つの別宮がある
外宮の正式名称は「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」。内宮に祀られている天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食事を司り、衣食住、産業の守護神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)が鎮座しています。外宮にある別宮、多賀宮へ向かう石段の途中に広がる原生林など、神域は心安らぐ場所。正宮の社殿の構造は内宮とほぼ同じですが、鰹木の数や千木の先端の形などが違うので、参拝の際には注目してみて。
おはらい町&おかげ横丁をそぞろ歩き
伊勢独特の切妻屋根や妻入り様式の木造家屋が並ぶ町並み。内宮参拝と合わせて、食事や買い物を楽しんで
伊勢神宮内宮の宇治橋から五十鈴川沿いに続く通り、おはらい町。その中心部にあるおかげ横丁は、江戸から明治期の伊勢路をテーマに、伊勢の人気店を集めたエリアです。伊勢うどんやてこね寿司などの伊勢志摩名物が味わえる名店や、気軽に楽しめる食べ歩きグルメの店、みやげ物店などがずらり。いろんなお店に立ち寄って、お気に入りを探してみて。
1.「伊勢茶 翠」の大人の抹茶フロート(650円)は、ほろ苦い大人味。2.「岡田屋」の伊勢うどん(500円)はタレが自慢。3.「赤福本店」の定番メニュー、お召し上がり盆(210円)
伊勢の名物、赤福餅の「赤福本店」ではつくりたての赤福餅がいただけます。風情ある建物やお湯を沸かすかまど、眺めのいい縁側など、どこか懐かしく心安らぐたたずまいも魅力。伊勢茶専門店が手がける「伊勢茶 翠」の抹茶スイーツは、高級抹茶がぜいたくに使われています。伊勢うどんの名店「岡田屋」は、一晩寝かせたとろみのあるタレが特徴。やわらかい麺にしっかりと絡みます。
【物件データ】
赤福本店(アカフクホンテン)
[TEL]0596-22-7000
[営業時間]5:00~17:00(繁忙期は変動あり)、朔日餅の日は4:45~
[定休日]無休
伊勢茶 翠(イセチャスイ)
[TEL]0596-26-0022
[営業時間]10:00~17:00
[定休日]無休
岡田屋(オカダヤ)
[TEL]0596-22-4554
[営業時間]10:30~17:00
[定休日]木曜(祝日の場合は前日休)、月1回水曜不定休
1.愛らしいおかげ犬みくじ(350円)が並ぶのは「おみやげや」。2.「ichishina」には、伊勢海老などご当地の柄をあしらった手ぬぐい(1182円~)もそろう。3.伊勢型紙を使った手彫りしおり(378円)と手ぬぐい(750円)は「神路屋」で
三重や伊勢の工芸品や、お伊勢さんゆかりの品が手に入るショップも充実。「おみやげや」には、キュートなおかげ犬グッズがいっぱいです。「ichishina」は、伊勢木綿のやさしい風合いが伝わるガマ口や、伊勢モチーフの手ぬぐいなどのオリジナル雑貨、地元作家の器など、選りすぐった品がそろうセレクトショップ。「神路屋」には伊勢型紙など伊勢の工芸品を活かした品をはじめ、全国から集めた雑貨が並んでいます。
【物件データ】
おみやげや
[TEL]0596-23-8838(おかげ横丁総合案内)
[営業時間]9:30~17:30(季節により異なる)
[定休日]無休
ichishina内宮前店(イチシナナイクウマエテン)
[TEL]0596-27-1447
[営業時間]10:00~16:30
[定休日]無休
神路屋(カミジヤ)
[TEL]0596-23-8822
[営業時間]9:30~17:30(季節により異なる)
[定休日]無休
趣きのあるカフェでほっとひと息
おはらい町通りから少し奥へ入ると現れる、古民家風の建物
町並み散策の合間に、静かなカフェでひと休みしませんか。五十鈴川沿いにあり、どの席からも川が眺められる「五十鈴川カフェ」は、そんなひとときにぴったりです。
和三盆のやさしい甘さを感じる生地で、餡とかのこ豆入りのクリームを巻いたロールケーキ、和三盆と白豆のくるり。ブレンドコーヒーとのセットで610円。景色を満喫するならカウンター席がおすすめ
広い店内には、川を正面に臨むカウンター席や、テーブル席、足をのばせる座敷などさまざまな席があり、思い思いにくつろげる空間。ショートケーキやチーズケーキ、モンブランなどケーキの種類も豊富で、目移りしてしまいそう。厳選した豆をネルドリップで淹れる、香りのよいコーヒーとともに楽しんで。
英虞湾を一望する、南欧風のホテルでくつろぐ
スペインから取り寄せたオレンジ瓦が映える
宿泊はリゾート気分が味わえる志摩のホテルがおすすめ。伊勢志摩近鉄リゾートのホテルなら、伊勢神宮から各ホテルへの直行バス「パールシャトル」が運行中です。お得なきっぷ“まわりゃんせ”を使えば、片道1回乗車できて、とっても便利(事前予約制)。指定のホテルで“まわりゃんせ”に添付された利用券を提示すれば、帰りに手荷物1個を無料配送してくれるのもうれしいサービスです。
都リゾート 志摩 ベイサイドテラスは、英虞湾(あごわん)を望む絶好のロケーションが魅力のホテル。白壁とオレンジ色の瓦屋根が青空と海に映える、スパニッシュスタイルの建築美にも魅了されます。美しく心地よい南欧風のリゾートホテルは、心身ともにリラックスできる非日常の世界です。
海を感じさせる客室やロマンチックなひとときを演出してくれる夕景、海を眺めながらいただく朝食など、リゾートならではの魅力が満載
オーシャンウイング3Fのスーペリアルームは伊勢志摩の海と空、風を感じさせる癒しの空間。洗い場の付いたバス・シャワーブースや、好みの音楽が楽しめるBluetooth対応スピーカーなど設備も快適です。選べるアメニティや、赤と白のミニボトルワイン、オリジナルブレンドコーヒーも用意されていて、至れり尽くせり。開放的なバルコニーから望む景色は、時間によって様変わりし、いつ見ても楽しめます。
朝食でぜひ味わいたいのが、“世界一の朝食”で知られる神戸北野ホテルの総支配人・総料理長、山口浩氏が監修したメニュー。トマト&エスプレッド、あおさのりなど5種類のバターが用意され、さまざまなパンとの組み合わせが楽しめるほか、季節の柑橘を使ったジュースやはちみつ、松阪豚のソーセージなど、こだわりの地元食材をたっぷりと味わえます。
フォトスポットめぐりも楽しい、志摩スペイン村
スペイン・アンダルシアの街並みを再現したサンタクルス通り。白壁にカラフルな花の配色が映える写真スポット
志摩スペイン村は、今年の4月で開業25周年の複合リゾート。パーク内では、スペインを思わせる伊勢志摩の輝く太陽や空の下で、多彩なアトラクションやエンターテインメントを満喫でき、心躍る一日を過ごせるスポットです。近年は、フォトジェニックな写真が撮れる街並みも話題に。“まわりゃんせ”を提示すれば入場できるので、気軽に立ち寄ってみては。
建築家ガウディの特徴を再現した広場や、スペインなどヨーロッパからの輸入食器が並ぶショップなど、園内のあちこちにカラフルな世界が広がる。情熱的なフラメンコショーも見もの
園内にはスペインの街や名所をイメージしたスポットが点在。異国情緒漂う風景を季節の花々が彩り、思わず写真に収めたくなるシーンでいっぱいです。日々の暮らしに彩りを添えてくれる色鮮やかな食器や、珍しい輸入菓子や食品がそろうショップも充実。旅の記念やおみやげに選びたいアイテムがそろっています。
華やいだ気分を盛り上げてくれるパレードやショーも見どころ。本場スペインで見るような迫力に魅了されるフラメンコショーは見逃せません。ダンサーとの掛け合いや手拍子などで観客も参加できる構成なので、観るだけでなく一体感も楽しめます。25周年を記念して登場した演目「エントレ・ドス・アグアス」では、スペイン南部の港町のカーニバルに来たような臨場感も味わえます。
鳥羽駅周辺で海鮮ランチとおみやげ選び
季節や日によって変わる7~8種類の海鮮が丼を彩る海鮮丼(2160円)
志摩に続いては、鳥羽水族館などの観光スポットが人気の鳥羽へ。観光の前に、鳥羽駅周辺でランチやおみやげ選びはいかがでしょう。
鳥羽駅から徒歩3分の「てっぱり料理 長門館」は、海鮮の網焼きが名物の店です。“てっぱり”は、鳥羽の方言で“豪華・美味”や“大きい・多い”という意味だとか。地元産を中心とした鮮度抜群の魚介は、海鮮丼でも味わえます。海鮮と相性の良いアボカドが添えられているのは料理長のアイデア。だしを効かせた醤油だれでいただきます。
キュートな生きものに出会える、鳥羽水族館へ
天井までガラスで覆われている巨大な水槽「コーラルリーフ・ダイビング」。サンゴ礁の海にいるような気分が味わえる
日本ではここでしか見られないジュゴンなど珍しい生きものに出会える水族館、“とばすい”。こちらにも“まわりゃんせ”で入館することができます。飼育種類数約1200種を誇り、ショーやパフォーマンスも行なわれるなど、見どころが満載です。生息環境などによって分けられた12のゾーンには順路がなく、どこから見てもOK。お気に入りの生きものや、展示をゆっくりと楽しんで。
1.ジュゴンのセレナは癒し系の風貌が人気。2.2階の透明チューブの中から動物を見られる「海獣の王国」。3.ラッコのメイのあどけない表情は愛らしさ抜群
人魚伝説のモデルとも言われるジュゴン。神経質で音や光に敏感なため、飼育がとても難しいのですが、セレナは“とばすい”に来て31年以上経っていて、飼育日数世界記録を更新中です。ゆったりした動きを眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそう。人気者が多い“とばすい”のなかでも、いつも注目の存在です。
また、アシカやアザラシ、トドが暮らす「海獣の王国」が2018年にリニューアル。水面に設けられた巨大チューブの中から、足元を泳ぐ様子などが間近で観察できるようになりました。「極地の海」ゾーンで展示しているラッコは、水面でちょこまかと動く様子がチャーミング。器用に物をつかむ手の動きにも注目です。一日3回のお食事タイムも見逃せません。
抽選で10名様に【志摩観光ホテル】ビーフカレー&ハッシュドビーフをプレゼント♪※アンケートの応募は終了いたしました
アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で10名様に【志摩観光ホテル】ビーフカレー&ハッシュドビーフをプレゼントいたします。みなさまのご応募をお待ちしております♪
賞品:【志摩観光ホテル】ビーフカレー&ハッシュドビーフ
応募期間:~4/10(水)まで
賞品の発送:4月下旬
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。