【北海道新ひだか町】どこまでも続きそう!「静内二十間道路桜並木」
皇族の行啓道路として造成された道路で、大正時代に3年の月日を費やして近隣の山々からエゾヤマザクラを移植。樹齢100年を超えるものも数多くあります。現在の品種は約7割がエゾヤマザクラ。「さくら名所100選」「日本の道100選」「北海道遺産」などに選ばれ、開花の時季は道内外から多くの人がその美しい眺めを楽しみに訪れます。
◎桜の本数:エゾヤマザクラなど約2000本
◎イベント:しずない桜まつり(例年は5月上旬~中旬に開催、2021年は未定)
◎料金:無料
【青森県弘前市】散りぎわまでも美しい「弘前公園」
日本最古といわれる二の丸のソメイヨシノのほか、樹齢100年を超えるソメイヨシノが400本以上。りんごの栽培技術を参考にした高い管理技術のおかげで木の数に対して花の数が多いのが特徴で、古木でありながら豊かな花を咲かせています。
◎桜の本数:ソメイヨシノ約1700本、ヤエベニシダレ約180本ほか
◎イベント:弘前さくらまつり、園内ライトアップ(いずれも例年は見頃に合わせて実施。2021年は検討中)
◎料金:無料(園内一部有料:弘前公園本丸・弘前城植物園各大人320円、小人100円)
【秋田県仙北市】みちのくの小京都を彩る「角館のしだれ桜」
京都にルーツを持つ国の天然記念物・シダレザクラ(写真)が美しいのは、国の重要伝統的建造物群保存地区でもある武家屋敷通り。また、通りから歩いて3分ほどの桧木内川堤には400本のソメイヨシノが並び、清流との競演も楽しめます。
◎桜の本数:シダレザクラ約400本
◎イベント:角館の桜まつり(4月20日〜5月5日)
◎料金:無料
【福島県三春町】流れ落ちる滝のような「三春滝桜」
樹高13.5m、根回り11.3m、幹回り9.5m、枝張りは東西25m、南北20mにも達する巨木。樹齢1000年以上ともいわれる古木でもあります。無数の花が段になってしだれるさまは重量感があり、文字通り滝のよう。薄紅色の“名瀑”を求めて毎年多くの見物客が訪れます。
◎桜の本数:ベニシダレザクラ1本
◎イベント:愛姫桜まつり(4月1日〜終了未定)
◎料金:観桜料金300円(中学生以下無料)
【山梨県韮崎市】凜と立つ姿が絵になる「わに塚」
丸く整った樹形が美しく、郵政省(当時)のポスターや、テレビドラマのタイトルバックに使われたことも。樹高17m、幹回り3.6mを誇る堂々とした佇まいはもちろん、八ヶ岳や富士山・茅ヶ岳といった名峰や夕焼けをバックにした姿もフォトジェニックです。開花の時季には根元に水仙も咲き誇り、いっそう春らしい景色が広がります。
◎桜の本数:エドヒガンザクラ1本
◎イベント:ライトアップ(3月26日~4月4日の18:30~20:30を予定。開花状況などにより変更の場合あり)
◎料金:無料
【岐阜県本巣市】危機を乗り越えて咲き続ける「根尾谷淡墨桜」
つぼみは薄いピンク色、満開時は白、散りぎわは淡い墨色を帯びるのが特徴で、名前もそこからついたもの。樹齢は1500年ほどにもなりますが、この桜を愛する人々の尽力もあって何度も枯れ死の危機を乗り越え、今も毎年花を咲かせています。
◎桜の本数:淡墨桜1本※横に子孫の桜あり
◎イベント:ライトアップ(例年は3月20日〜5月6日ころ。2021は実施未定)
◎料金:無料
【山梨県富士吉田市】夢のような“日本の春”「新倉山浅間公園」
【新倉山浅間公園】
数ヶ月前に訪れたこの場所、うっすらとさえも見えなかった富士山?
いつか桜の咲く頃にリベンジしようと心に決めてました。
他のユーザーさんのお写真と比べると、かなり控えめではありますが、姿を現してくれました♡
公園内には約650本のソメイヨシノがあり、見頃の時季には“これぞ日本の春”ともいえる五重塔・桜・富士山の幻想的な競演が楽しめます。海外の日本旅行ガイドブックの表紙にも写真が使われたことから、国内はもとより外国からの観光客にも大人気。新倉富士浅間神社参拝や新倉山に登るハイキングなど、さまざまな楽しみ方ができます。
◎桜の本数:ソメイヨシノ約650本ほか
◎イベント:新倉山浅間公園桜まつり(例年は見頃に合わせて開催。2021年は未定)
◎料金:無料
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文:高柳涼子