ロンドンのパディントン駅から名付けられた、この『くまのパディントン』が実写映画になり、本日公開に。昔から親しまれているパディントンのキャラクターグッズを想像して観ると、リアルなクマの描写に一瞬驚くかもしれませんが、紳士的なクマであるパディントンが動いて会話をしている姿に、すぐに引き込まれてしまうはず。
ロンドンにやって来た小さなクマのパディントン
彼がかぶっている赤い帽子は、おじ夫婦が出会った探検家がくれたもの。その探検家は、ロンドンに来れば歓迎すると約束してくれたのですが、パディントン駅を行き交う人々に探検家の行方を尋ねようと話しかけても、誰も相手にしてくれません。
そんな時、ひとりぼっちで途方に暮れる彼に声を掛けたのは、家族旅行から帰って来たブラウン一家のお母さん・メリー(サリー・ホーキンス)でした。メリーは駅名から彼に“パディントン”と名付け、嫌がる夫のヘンリー(ヒュー・ボネヴィル)をなだめて、自宅へと連れて帰ります。
落ち込むパディントンでしたが、街でスリを捕まえて新聞の紙面を飾ったり、ブラウン家の娘のジュディ(マデライン・ハリス)や息子のジョナサン(サミュエル・ジョスリン)と仲良しになり、ヘンリーもパディントンを見直すようになります。
ロンドンロケの、ポップでキュートなパディントンワールドが楽しい!
これは、本作が子どもだけではなく、世代・国籍・男女を超えて、誰もが愛さずにいられないストーリーだからこそ。英国人特有のユーモアや、ちょっとした皮肉が散りばめられ、大人が思わずクスッと笑ってしまうシーンが満載なのです。
また、19世紀そのままのパディントン駅や、華やかなポートベロー・マーケット、荘厳な自然史博物館といったロンドンの名所が、この街に初めてやってきたパディントンの視点でロケ撮影されているので、本作を観るだけで楽しいロンドン観光を味わえるのも魅力。
この冬、絵本から飛び出したようなモフモフのパディントンと一緒に、ロンドンを散策する気分に浸ってみてはいかがでしょうか♪
2016年1月15日(金)全国ロードショー
© 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear™, Paddington™ AND PB™ are trademarks of Paddington and Company Limited
出演:ベン・ウィショー(声の出演)、ニコール・キッドマン、ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント
監督:ポール・キング
製作:デヴィッド・ハイマン『ハリー・ポッター』シリーズ
原作:マイケル・ボンド
配給:キノフィルムズ
公式サイト:paddington-movie.jp
公式twitter:@eigapaddington