日本がちょうどすっぽり入ってしまうほどの大きさのカリフォルニア。同じカリフォルニアの中でも、地域によってまったく異なる雰囲気があります。ロサンゼルスからサンフランシスコは、飛行機なら約1時間ほどで行けてしまう距離。車でも、フリーウェイをノンストップでぶっ飛ばせば、6時間ほどで到着します。朝出れば、フィッシャーマンズワーフで美味しいシーフード・ランチが楽しめる。

ただサンフランシスコに行くことだけが目的ならそれでも良いですが、その道中にせっかく見どころがたくさんあるので、それぞれの土地を楽しんでみるのはいかがでしょうか。少し時間をかけて、海沿いをずーっと上がって行くと、たくさんの素晴らしい景色やスポットを見つけることができます。なかなか飛行機での旅行が困難な現在、ロードトリップで行くロサンゼルスからサンフランシスコまでの旅をご紹介したいと思います。

フリーウェイは基本利用せず、海沿いの「Pacific Coast Hwy(PCH)」沿いを走ります。ご紹介する全てのハイライトを堪能するには、おそらく最低でも3~4日はかかります。それだけ見どころがたくさんある、魅力的な旅。全てを網羅するのもよし、気になるところだけストップバイするもよしです。

目次

1. 旅のスタートはここから「サンタモニカ」

いわずと知れた、サンタモニカ。ここはまだ完全にロサンゼルスエリアになりますが、車で出発する際のスタート地点としておくのに最適です。

サンタモニカ・ピアを歩いたり、モールやショッピング街、おしゃれなレストランもたくさんありますので、ここだけでも見どころがたくさん。ついつい時間をかけて立ち寄ってしまいたくなりますが、まずはたくさんあるコーヒーショップやカフェで、軽い朝食やカフェインをしっかりブースト。週末にはファーマーズマーケットも出ているので、そちらをひとまわりしてみるのもおすすめです。

2. もはや神話的なビーチタウン「マリブ」

サンタモニカから車で約20分のところにあるマリブ。多くのサーファーが集まり、さらにハリウッドセレブなども多く住む地域であることからご存知の方も多く、今もロサンゼルス観光では人気スポットの一つです。まだ訪れたことがないのであれば、数時間立ち寄る価値があります。

3. 素敵なウォーターフロント「サンタバーバラ」

サンタバーバラは、サーフィン、カヤックなどのウォーターマリンスポーツも楽しめますが、水際以外にはハイキングトレイルも充実。ハーバーに沿って散歩するだけでも、価値ある時間を過ごすことができます。

またこの街の魅力は、たくさんのワイナリー。徒歩圏内に多くのテイスティングルームもありますし、ランクの高いレストランもそこら中に。一日しっかり取って立ち寄って、のんびりとしたカリフォルニアのライフスタイルを楽しむべき、魅力の詰まった街です。

4. フレンドリーでチャーミングな「ソルバング村」

ソルバング村

サンタバーバラから北に約45分、デンマークのコペンハーゲンに移動したような気分になるソルバングという町があります。町というより村といった方がしっくりくるほど小さな小さなデンマークからの移民によって設立された地域。ソルバングというのは、デンマーク語で「日当たりの良い土地」を意味なんだそうで、そだけでなんだかほっこりします。

ベーカリーや雑貨屋さんが所狭しと並んでいて、歩いていて飽きません。早くロサンゼルスを出発し、そろそろお腹が空いてきているなら、「Paula’s Pancake House」での朝食がおすすめ。店名にもなっているパンケーキはもちろんのこと、スモークサーモンのエッグベネティクトはこれまで食べてきた中でも特に美味しいものでした。

スモークサーモンのエッグベネティクト

パンケーキ

Paula’s Pancake House

5. ターコイズの海がきらめく「ピズモビーチ」

ソルバングの後に、このロードトリップで立ち寄りたいのは、典型的なカリフォルニアのサーフタウンともいえるピズモビーチ。海風が結構強いですが、サーファーが波と戯れているのを1時間でも2時間でも見ていたくなるような場所です。

ソルバングに立ち寄らなかったとしたら、ここはちょっと早めのランチを取るのにぴったり。カフェやレストランもたくさんありますが、日本人ならきっとみんな大好き、新鮮なポキボウルが食べられる「Shin’s Poke」に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

Shin’s Poke

6. 贅の限りを尽くし大豪邸「ハーストキャッスル」

ハーストキャッスル

この後のユニークな停留所として選んだのは、ハーストキャッスルです。カリフォルニアにはいくつも大豪邸と呼ばれる家がありますが、これもその一つ。出版業界の大御所ウィリアム・ハースト氏によって建てられたもので、その名の通りまさにお城で、カリフォルニアをドライブしていたはずなのに、ヨーロッパにでも来てしまったような気分になります。

入場料は25ドル(子ども12ドル)がかかりますが、外からお城の景色を眺めるだけでも見る価値あり。

Hearst Castle

7. 全米屈指に景色が良いドライブウェイ「ビッグサー」

ビッグサー

ロサンゼルスからサンフランシスコへのドライブで、ハイライトともいえるのがビッグサー。この地域にはいくつかの州立公園や海岸沿いのトレイルがあり、壮大な自然の景色を楽しむことができます。感動的ともいえる海岸線から美しい滝、迫力のあるビッグサーブリッジ。この橋はいくつもにCMにも登場する景色です。ここはキャンプ場もたくさんあるので、サンフランシスコへ急ぐ気持ちはちょっと忘れて、1日または数日、ここでグランピングをするのも良さそう。

8. サンセットが必見「カーメル」

ビッグサーのすぐ北に位置するカーメル。サンタバーバラと同様に、カーメルもワインテイスティングルームに立ち寄って、ワイングラスを片手にのんびりとした時間を楽しむのに最適な町です。ビッグサーに近いことを考えると当然のことですが、カーメルの町周辺にも美しい景色がたくさんあります。近くのポイントロボス州立保護区から見えるサンセットは素晴らしいものです。

9. ゆったりとした時が流れる「モントレー」

カーメルからモントレーに向かう間の海岸線では、たくさんの展望台を見ることができます。ます。 実はこの海岸線、ツアーバスもどんどん来るところなので、朝の早めがおすすめとのこと。古い建築と芸術色豊かなこの土地には、一度は立ち寄ってみたい高級レストランもたくさん。家族連れなら、モントレーベイ水族館は外せません。世界一!ともいわれており、いくつもある巨大な水槽に囲まれていると、まるで自分が深海に潜り込んでいるような錯覚にも。

10. 全米最古のスリル!?「サンタクルス」

サンフランシスコまでの旅で、最後のスポットともいえるのがサンタクルス。モントレーからは約1時間、また別の典型的なカリフォルニアのサーフタウンに到着します。

ここで最も人気のある場所は、アメリカ最古のジェットコースターがある遊園地ビーチボードウォーク。最古といっても、大幅にアップデートされているので、もちろん安心です。入場自体は無料で、アトラクションへのライドにそれぞれ料金がかかるというシステムで、ジェットコースター以外にも全部で40種類近くの乗り物があります。ホットドッグ、コーンドッグ、ハンバーガー、コットンキャンディーなどのアメリカンな軽食が充実。大人も子どもの頃に帰ったような気分が味わえます。

ゴールデンゲート・ブリッジ

ここまでの道中を楽しみ過ぎてしまって、サンフランシスコ到着でエナジーを使い果たしてしまいそうですが、サンフランシスコにも当然、必見スポットがいっぱい。

ベイブリッジ

ゴールデンゲート・ブリッジとフィッシャーマンズワーフは当然外せませんが、せっかく車があるのですから、定番のドラマ『フルハウス』の舞台アラモスクエアに足を伸ばし、夜景なら、サンフランシスコ市内を一望できるツインピークス展望台、トレジャーアイランドから見るベイブリッジにはぜひ行きたいもの。チャイナタウンで飲茶、イタリア街でパスタや釜焼ピザも行程に組み込むことをぜひご検討ください。大満足の旅になること必至です。

By SOLO

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