ニュージーランドは北島と南島に分かれていますが、その二つの島を行き来する移動手段として、北島の最南端で首都のウェリントンからフェリーが出航しています。ウェリントンを出発し、フェリーが向かうのは南島の最北端に位置する港町のピクトンです。北島からフェリーに乗って来た人たちや南島から出発する人たちで賑わうピクトンはどんな街なのでしょうか。
私の住む南島のネルソンから、車で2時間のところにあるピクトンの中心地へ出かけてみました。
>>>ピクトンについて詳しくはこちらから(ニュージーランド政府観光局)
目次
ピクトンから出航するフェリーを見学
<フェリーが泊る大きな港>
ピクトンの街並みやピクトンの大きな港が見渡せる、「Picton Harbour Lookout(ピクトンハーバー ルックアウト)」がピクトンの中心地から車で5分もしない丘の上にあります。丁度私がこの場所に着いた時には、「Interislander(インターアイランダー)」のフェリーにたくさんのキャンピングカーや自家用車、大きなトラックが乗り込んで行く最中で、興味深々に眺めてしまいました。
ピクトンの港を出港したフェリーは、いくつもある小さな島と入り江を抜けて、クック海峡を横断した後、ウェリントンの港までたどり着きます。乗船時間はおよそ3時間半と少しかかりますが、北島に到着後は同船できる自家用車やキャンピングカーを使ってウェリントンや北島のロードトリップが出来るので、各国から集まる観光客だけでなく、ニュージーランドの地元の人々も多く利用します。
ピクトンの美しい港町
<大きく広がる港>
ピクトンの中心地に向かうと、大きく広がった港にたどり着きます。港付近にはカヤックやスノーケリングができるツアー、イルカやペンギンを見ることが出来るツアーなど、様々な種類のツアーが申し込める観光の受付所があるため、北島と南島を行き来するフェリーだけでなく、豪華なクルーズ船やウォータータクシーも数多く停まっています。
<海の目の前にある公園>
港の目の前には、海賊船をモチーフとした大きなアスレチックがあります。私がピクトンを訪れたときは暑い日が続く夏の真っただ中だったので、公園のアスレチックでは水が吹き上がったり、ボタンを押すと水が出てきたり、水の入ったバケツをひっくり返したような遊具もあり、ファミリーで訪れていた人々はとても楽しそうに公園で遊んでいました。
豪華な自家用船がずらりと並ぶ
<大きくて立派な船ばかり>
やはり港町だけあって、港にはたくさんの船が停まっています。ツアー会社の船もたくさんありましたが、大小様々な地元の人の自家用船がずらりと並んでいることに驚きました。そして、船の持ち主が船の手入れをしたり、出発の準備をしたりと楽しそうな光景も見ることが出来ました。
ピクトンの市街を散策
<海の前にあるピクトン市街>
港の近くを通ると、キャンピングカーや自家用車が次々とフェリーから下船して行くのを見かけます。そのため、ピクトンの市街には観光客を迎えるたくさんの宿泊施設やお土産ショップがあります。
<気持ちの良い外の席>
そして、海の目の前に位置するお洒落なカフェやレストランは、楽しく過ごす観光客や地元の人たちで賑わっています。海が見渡せる場所にあるため、外に座れるテラスが多かったり、お店から景色が見やすいようになっているところが多くありました。
<日本食のレストランを発見>
カフェやお土産ショップがある、市街の中心地に日本食レストランを発見しました。「NORIMAKI(ノリマキ)」に入ってみると、蕎麦やうどん、牛丼やてんぷら丼などの日本食メニューが豊富にそろっていました。その他にも、タイ料理も食べれるようです。牛丼とてんぷら丼、海苔巻きを頂き、美味しくて楽しいランチとなりました。
▼NORIMAKIについて詳しくは下記をご覧ください:
ピクトンでニュージーランドならではの宿泊
<ニュージーランドでは誰もが知る宿泊施設>
私がピクトンで宿泊したのは、ニュージーランド各地にある宿泊施設「Top 10(トップ テン)」です。トップテンでは自家用キャンピングカーを停めて、またはテントでの宿泊も出来ます。清潔感のある大きな共同のキッチンや音楽の流れるシャワールームもあり、快適に滞在することができます。ウェリントンからフェリーが到着する時間になると、キャンピングカーに乗った観光客や地元の人たちで賑わっていました。
トップテンにはその他にも、ベットのみの部屋、キッチンやシャワールームの付いた部屋など、様々なタイプの部屋があります。そして、敷地内には公園やトランポリン、プールやジャグジーがあり、子供から大人まで楽しく過ごすことが出来ます。
フェリーの乗り降りだけじゃもったいない!
<ウォーキングコース>
<この辺では良く見かけるという野ウサギ>
ピクトンの中心地から車で10分ほどのところにある「Karaka Point Walk(カラカ ポイント ウォーク)」は最終地点の海辺まで、歩いて10分と短いウォーキングコースなので、ちょっとしたお散歩コースにおすすめです。
短いウォーキングコースではありますが、ニュージーランドの歴史を感じることのできる場所で、入り口から歩いて半分を過ぎたころに、先住民のマオリの人々が食べ物を保存していた跡があります。
こうしたウォーキングコースをはじめ、ピクトンの近くにある「Queen Charlotte Track(クイーン シャーロット トラック)」では本格的なトレッキングコースやマウンテンバイクコースもあります。クルーズ船やウォータータクシーでの海のアクティビティと合わせて、フェリーでの出発や到着に合わせて、ピクトンを是非楽しんでみてはいかがでしょうか。
>>>ピクトンについて詳しくはこちらから(ニュージーランド政府観光局)