これまでケアンズに遊びに来る方は、海と山、そして残りの1日を川か高原で過ごして帰ろうかな、という感じのせわしないプランが定番でした。しかし、最近はケアンズを深掘りして楽しむ時代がやって来つつあります。
今日ご紹介する村・Yungaburra(ヤンガバラ)はケアンズの地元民、オーストラリア人に人気のお出かけスポットです。クイーンズランド州の歴史的遺産に登録されているスポット満載のかわいらしい村に出かけましょう!
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ヤンガバラの歴史は古く
ヤンガバラは、ケアンズから車で1時間ほどで行ける距離にあり、熱帯雨林に囲まれているため夏でも涼やかな自然いっぱいの静かな村。昔からホリデーを楽しむ場所としてなんと1900年代初めから人気の観光地だったようです。
「ヤンガバラ」という村の名前は、原住民アボリジニーの言葉で「出会いの場所」という意味。ヨーロッパ人がやってくるまでは、16ものアボリジニーの部族が集まってトレードや儀式を行っていました。その後、金やスズが発見されたほか、良質な木材の供給源として栄えていきました。1910年には鉄道が敷かれ、当時の様子を伺える建物が今もそのまま村に残っています。
ほかにも19のスポットがクイーンズランド州の歴史的遺産に登録されています。
ヤンガバラに着いたら、まずビジターセンターに立ち寄って地図を手に入れましょう。それぞれの建物の外には番号が表示されていて、地図と照らし合わせながら3kmほどの村散策を楽しめます。
こちらは昔のホテルです。今もカフェとして賑わっています。
ここを目印にして歩くと分かりやすいです。
例えば、ここは昔の薬屋さん。看板は薬屋のままですが、今は洋服や雑貨のお店になっています。昔と違う用途で使われている建物が多いので、ビジターセンターの地図が便利です。
昔のお肉屋さん。こちらは今でもお肉屋さんでしたよ。戦争のほか、幾度の不況やサイクロンも経験してきたお肉屋さんだと思うと歴史の深さを感じますね〜。
ヤンガバラ周辺は、見どころ満載
自然豊かなヤンガバラの近くには、ピーターソンクリークというカモノハシの生息地もありますし、火山の噴火によってできた湖、イーチャム湖やバリン湖もほど近く、何百年もかけて大きく佇むイチジクの大木、カーテンフィグツリーも見られます。
他の木に取り付いて元の木はやがて倒れてしまうので、絞め殺しのイチヂクとも呼ばれるのです。
最後に一言
ケアンズから ヤンガバラに向かう道のりものどかな風景に癒されます。
ケアンズの昔の人のようにホリデーを楽しんでみましょう!