金沢の人気観光スポット、ひがし茶屋街のメインストリートに面した町家カフェ「波結(はゆわ)」。金沢の老舗茶店の抹茶を使ったスイーツはどれも上品な味わいです。情緒あふれる町並みを眺めながら、こだわりの和スイーツのおいしさに浸ってみませんか?

ほどよい苦みとさらさら食感がくせになる「抹茶かき氷」

ほどよい苦みとさらさら食感がくせになる「抹茶かき氷」
2階から茶屋街を眺められるテーブル席が一番人気
ひがし茶屋街は、金沢駅兼六園口からバスで約10分。江戸時代の古い町家が残り、ノスタルジックな雰囲気が漂う町並みには、カフェやおみやげ店が軒を連ねています。

「波結」は、古くから茶屋街の芸妓さんが通っていた美容室の跡地に2016年4月にオープンしました。1階にカウンターが4席、2階にはテーブル席が28席。2階の窓からは茶屋街を一望できて、思わず写真を撮りたくなる景色が広がっています。


かき氷に味がついているので、どこから食べてもおいしい
おすすめは一年中味わえる「抹茶かき氷」(900円)です。抹茶シロップではなく、抹茶の氷でかき氷をつくっているので、あずきの甘みを一層楽しめる上品なスイーツとなっています。

「旅の疲れを上質なスイーツで癒してほしい」というオーナーの強い想いから餅米や小豆は全国から厳選した良質な食材を使用しています。

2種類のあずきが味わえる「クリームぜんざい」

2種類のあずきが味わえる「クリームぜんざい」
老舗・米沢茶店の「お抹茶」(700円)と「クリームぜんざい」(800円)」
あずき好きの方にぜひ味わっていただきたいのは、「クリームぜんざい」。香り高くしっかりとした食感の黒大豆と柔らかく甘さの優しい小豆の2種類のあずきを一度に堪能できます。

こちらもひんやり冷たいスイーツです。ふわふわの生クリームと一緒に食べると自然と笑顔になりますよ。


「抹茶白玉ぜんざいと加賀棒茶のセット」(950円)
温かいぜんざいで、創業130年の老舗・米沢茶店の加賀棒茶と一緒に味わえるメニューも人気です。栗の旨みが感じられる栗金時や抹茶が練り込まれたなめらか食感の白玉も味のアクセントになり、一皿でいろいろなおいしさに出合えます。

器や家具もすてき

器や家具もすてき
「上生菓子と抹茶のセット」(1000円)
400年以上受け継がれる繊細で華やかな「金箔」や縁起の良いとされる和紙の結び細工「加賀水引」などの伝統工芸品を幅広く扱うセレクトショップ「縁煌(えにしら)」がプロデュースしている。店内の調度品にも注目。

抹茶碗は、華やかな九谷焼を使用。ほかにも若手作家の陶器や珍しい骨董の器を取り入れています。スイーツのみならず器でも目を楽しませてくれます。

町家を改装した店内は、金沢らしい粋な朱壁が印象的。家具や照明も金沢らしさをイメージした和モダンでシックなアイテムで統一され、旅の気分を上げてくれますよ。

ひがし茶屋街の新ランドマーク「波結」。散策の合間にこだわり抹茶の和スイーツを味わってみてくださいね。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:越田 淳也

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