鎌倉の海沿いを走る国道134号線にある「稲村ヶ崎食堂」では、一面に広がる海を眺めながら、鎌倉の美味しい食材を使った定食をいただくことができます。
地元の海で採れたしらすや地だこを使った定食に加えて、この春からは鎌倉在住のスパイス商人さんと一緒につくった身体に優しいカレーなど、新メニューも登場しました。定食は昼夜問わずいただけるので、散歩の時間を気にせずふらりと立ち寄れますよ。
目の前は鎌倉の青い海!2階席からは江ノ島も見える
江の電稲村ヶ崎駅より徒歩5分。海沿いを走る国道134号沿いに、「稲村ヶ崎食堂」はあります。
お店は2階建てです。1階は海を背にして座るバーカウンター、2階は窓際にテーブル席が並んだレイアウトになっています。
おすすめは2階席。窓に向かって座ると、鎌倉の青い空と広々とした海が目の前に広がります。右手には江ノ島を眺めることができるんですよ。
今年4月には、お店の改装やメニューの変更といったリニューアルがされました。今回のリニューアルコンセプトは「鎌倉のいいものを世の中に広める」。鎌倉発の良質な食材を積極的に使った料理をたくさんいただくことができます。
鎌倉の海の恵みが詰まった、しらす丼定食
「しらす丼、寿雀卵&地だこ刺身定食」は、鎌倉で採れたしらすと地だこの美味しさをシンプルに味わえる定食です。丼にのせるしらすは「生しらす」と「釜揚げしらす」から選びましょう。
最初は何もかけずそのままで、次に醤油を入れて寿雀卵を丼にかけていただくと、しらす本来の食感と風味も、寿雀卵の濃厚な味わいも楽しむことができますよ。
地だこの刺身には、小ぶりながらも旨味がぎっしり詰まっています。漁獲量が少なく地元でしか食べられないので、お店を訪れたらぜひ食したい一品です。
身体への心配りから生まれた、本格スパイスカレー
この春から新登場したメニューのひとつが「本日のスパイスカレープレート」。身体が喜ぶ薬膳カレーをつくりたいとの想いから生まれたこの一品は、鎌倉でスパイス商を営むインド出身の方の協力を得てつくられました。
材料は、数種類の野菜と豆、小麦粉、スパイス、そして鎌倉のオリーブオイル専門店から仕入れたエクストラバージンオイルのみ。動物性タンパク質や添加物は一切使いません。
スパイシーでありながらも辛すぎず、野菜の旨味もしっかり感じられる不思議なバランスの味。さらりといただけて、食後に胃がもたれることもありません。鎌倉さんぽ中のランチにいただいたら、午後も軽やかに歩き廻れそうです。
近日スタート。鎌倉のいいものを集めた「稲村マーケット」
鎌倉のいいものを世の中に広めるために、近日中に、オーナー自らセレクトした鎌倉の良質な食材を販売する「稲村マーケット」を店内の一角で始めるそうです。アナンさんのスパイスや、カレーにも使われたオリーブオイルも販売予定とのこと。ひと味ちがった鎌倉みやげを手に入れられる場所になりそうです。
平日の営業時間は15:00〜22:00ですが、仕入れ状況などによって不定期に休む場合があります。平日に訪れる場合は、公式ホームページからチェックしてくださいね。
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文:松本沙織