磐梯山や五色沼などを有する景観豊かな裏磐梯エリアに、ゆったりとくつろげる隠れ家ホテルを見つけました。「ホテリ・アアルト」は、築40年の山荘をリノベーションしたモダンな佇まいの宿。お部屋のインテリアには北欧のデザイナーの作品が配され、現地を旅しているような雰囲気を味わうことができます。

裏磐梯で感じる北欧の香り

裏磐梯で感じる北欧の香り
まるでカフェのようなエントランス
東京から新幹線と在来線を乗り継いで約2時間。「ホテリ・アアルト」は国内屈指の自然景観を誇る磐梯朝日国立公園の中にあります。“アアルト”とはフィンランド語で“波”のこと。北欧と裏磐梯、それぞれに自然と調和した暮らしが共鳴しているように感じられることから名付けられたそう。

木材をふんだんに使った内装はあたたかみがあり、訪れる人を優しく迎え入れてくれるようです。

隣接する建物がないのでとても静か

好みの部屋でリラックスタイム

好みの部屋でリラックスタイム
小上がりのある人気のツインルーム
お部屋は離れを含めて13室。それぞれに間取りや内装が異なり、好みに合わせて選ぶことができます。どのお部屋からも裏磐梯の美しい風景を眺めることができるよう、窓の位置にこだわりが。

ソファやテーブルなどはすべて北欧のインテリアでまとめられ、ホテルの部屋というよりは自宅のようなくつろいだ雰囲気の中で過ごすことができます。

ポップな北欧のデザイナーズ家具が置かれた部屋も

源泉かけ流しの温泉と旬を味わう食事

源泉かけ流しの温泉と旬を味わう食事
浴槽は内湯と半露天の2種類
自慢のお風呂は源泉かけ流し。敷地内に湧く温泉を贅沢に使用しています。ふんわりと硫黄が香るお湯には、火山帯でもある裏磐梯の自然の恵みがたっぷり。張り詰めた空気が心地よい朝もやの中で、静かに暮れていく黄昏どき、時間とともに移り変わる森の景色を眺めながらお湯につかれば、旅の疲れもほどけていくことでしょう。

湯上がりにはうれしいドリンクサービスも♪ 「会津磐梯サイダー」や「べこの乳」など、地元で愛される飲み物も取り揃えています。

大きな暖炉が備えられたダイニングでは、会津の食材を使った創作フレンチをいただけます。お米に野菜、キノコ、山菜など地元で採れた新鮮な食材を、そのときどきの調理法で提供。地域の伝統工芸にも触れて欲しいという思いから、会津漆器や会津本郷焼など地元の食器に盛りつけられ、目で舌で手で地のものが楽しめます。

食堂のシンボルの暖炉は冬に大活躍

宿泊者だけのとっておきスポットを発見!

宿泊者だけのとっておきスポットを発見!
お散歩コースは沼の周囲を一周できる
ホテルの中庭を抜けて続くお散歩コースがありました。木立の間を歩いて行くと、そこには神秘的なエメラルドグリーンの水をたたえた沼が。裏磐梯には噴火によってできた大小の湖沼が点在しており、これもそのひとつ。さしずめプライベートビーチならぬ、プライベート沼でしょうか。天気のいい日にはほとりに置かれた椅子に腰掛けて読書、なんて優雅な楽しみ方もできそうですね。
聞くところによると、訪れるお客さんの多くがのんびりと時間に身を任せて過ごすのだそう。スタッフもそんな方々のために、肩肘張らない接客を心掛けていると言います。裏磐梯の冬は一面真っ白の銀世界。北欧との共通点も一層感じられるはず。深い森に抱かれた「ホテリ・アアルト」で、贅沢な冬の休日を過ごしてみませんか。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:渡部あきこ、写真:松岡純代

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