ワクチン接種が進み、元通りの生活を戻しつつあるイギリス。政府のウェブサイトによると、英国では、2021年8月6日時点で、18歳以上のおよそ74%が既に2度のワクチン接種を済ませています。そんなこともあり、1日の感染者数が2万人を超えていたり、死者数が100人以上になることがあったりはしても、人々もコロナと共に生きていくことに慣れ、楽観的なムードが漂っているように感じます。イングランドに準優勝をもたらしたサッカーのEURO2020大会、そして東京2020オリンピックでの英国のメダルラッシュと、ポジティブな話題が続いているのも、開放感に繋がっているようです。

今回は、以前より楽に出歩けるようになった、ロンドンの街中の様子をお届けします。

目次

外出に関する制限は?マスクは必要?

ロンドンでは、一般的な外出制限はなくなりました。そのため、コロナ以前の状態にはまだ及ばないかもしれませんが、週末ともなれば、街中は多くの人でにぎわっています。

トラファルガー広場
<一時期は閑散としていたトラファルガー広場も今はご覧の通り>

ロンドンのあるイングランドでは、マスクの着用も法的な義務ではなくなりましたが、混雑した場所などでは着用が推奨されています。また、ロンドン市交通局の交通機関では、マスク着用が今でも義務付けられています(マスクをしていない人も数多く見受けられますが・・・)。

各種施設や商店などでは、それぞれルールが異なるため、入店・入館時に確認が必要です。また、屋外でのマスクの着用については、個人の判断にゆだねられています。

レスタースクエア
<映画のプレミア上映のレッドカーペットで有名なレスター・スクエア、シェイクスピアの銅像前。憩いの場として人気の広場もまた利用可能に>

レスタースクエア
<大道芸人のパフォーマンスを楽しむ人々のおなじみの光景も復活>

飲食店

一度に会合して良い人数の制限なども、今では取り払われています。テイクアウェイ(持ち帰り)のサービスや屋外席だけでなく、屋内での飲食も可能にはなりましたが、今でも屋外席が好まれていたり、また店内での消毒用ジェルや感染拡大防止用アプリの情報が用意されていたりと、各店舗のルールに応じて、このご時世ならではの対策は継続されています。

オールド コンプトン ストリート
<LGBTQフレンドリーなエリアの中心部として知られるOld Compton Streetの歩行者天国>

オールド コンプトンストリート
<路上のテーブル席で会食を楽しむ人々。この「密」具合にはビックリ!外なのでマスクもほぼ無し!>

オールド コンプトンストリート
<7月末、Old Compton Streetに掲げられた車両進入禁止の案内板>

観光スポット&エンターテイメント(観劇・映画館・ライブ・スポーツ観戦など)

大英博物館やナショナル・ギャラリーをはじめ、多くの博物館や美術館では、希望の時間に入館できるよう、事前のオンライン予約が必須または推奨となっています。

劇場や映画館、コンサート、スポーツ観戦などの規制も解かれています。会場や演目により、観客に求められる対応も異なりますが、参考までに、私が2021年7月末にロンドンで観に行ったミュージカルでは、入場時に検温、会場ほぼ満席、マスクの使用は観客個人の判断で(マスク着用・不着用の割合は半々くらい?)、といった状況でした。

カティーサーク<グリニッジ、カティーサーク前広場の移動遊園地や屋外マーケットも再登場。週末にしては以前より人出はまだ少ない>

ザ オーツ―ドーム
<大型イベントの会場として頻繁に利用されているThe O2ドーム。NHS(国民保健サービス)の医療従事者向けの無料コンサートも行われている>

エミレーツ エアライン
<テムズ川にかかる、エミレーツ・エア・ライン(Emirates Air Line)。ロンドン唯一のケーブルカーも、今は通常営業中>

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