ふわふわのパンケーキと美しいガーデンが注目を集める山形の人気カフェ「ミツバチガーデンカフェ」が、2018年7月に新店「庭園喫茶 錦」をオープンしました。こちらのお店のテーマは「和」。店内では、優雅な日本庭園を眺めながら、こだわりのかき氷を味わうことができます。どんなお店になっているのか、さっそくのぞいてみましょう。
日本庭園を望む和カフェ「庭園喫茶 錦」
JRかみのやま温泉駅からバスで約10分。閑静な住宅街の一角に、「庭園喫茶 錦」はあります。カフェを手掛けるのは山形の人気カフェ「ミツバチガーデンカフェ」のオーナー・山川まどかさんです。2年ほど前から構想していたという新店のテーマは「和」。見どころは、山川さんのご主人が手入れをする美しい日本庭園です。
暖簾をくぐると、目の前には大きな池が。錦鯉がゆうゆうと泳ぐ池を中心に、色鮮やかな四季の草木、涼やかな音色をたてながら流れ落ちる滝と、手入れの行き届いた庭園が広がります。カフェタイムの前に、庭園をのんびり散策するのもいいですね。
まるで屋外にいるような開放的な店内
店内は、無機質なコンクリートの床に、あたたかみのある木製のインテリアが映えるモダンな空間。大きな窓からは、庭園を眺めることができます。耳をすますと流れる滝の水音も聞こえ、室内にいながらも庭と一体になったような気分になります。
一年中味わえる、スイーツかき氷
お店の顔ともいえるメニューは、かき氷。フレーバーは、「いちご」「河越抹茶」(1300円)「黒蜜とだだちゃ豆きな粉」「あんず」(1100円)の4種類がそろいます。イチオシは、甘酸っぱい生いちごとジューシーないちごピューレのおいしさがあふれる「いちご」。氷といちごピューレが何層にも重なり、最後のひと口までフレッシュな甘みが楽しめます。
てっぺんに盛られた生乳100%のクリームと一緒に味わうと、ケーキを食べているかのような感覚になりますよ。
山形名物・だだちゃ豆で作るかき氷にも注目です
焙煎した山形県産だだちゃ豆でつくる「黒蜜とだだちゃ豆きな粉」もオススメです。ふわふわの氷にだだちゃ豆のパウダーがなじみ、その上品な甘さはまさに和菓子。黒蜜のコクも相性ぴったりです。
山形県産ヒメノモチの道明寺粉で作る口あたりなめらかなおはぎや、庄内米甘酒のソフトクリームも味わってみて。おはぎは「こしあん」「つぶあん」「だだちゃ豆きな粉」「ごま」の4種から選べます。お得なセットメニューがあるのでぜひオーダーを。
ケーキや和菓子のような「庭園喫茶 錦」のかき氷は、暑い夏に限らず、どのシーズンに食べても大満足のおいしさ。日本庭園を見晴らす和カフェでスイーツかき氷を味わいながら、心落ち着くひとときを過ごしてみませんか。
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文:菅原聡子 写真:板元義和