※こちらの記事は2016年9月26日に公開されたものです
山形県鶴岡市にある「風の森のログハウスカフェ オルファ」は、自然に囲まれて食事が楽しめるカフェ。市街から車で約30分の場所にありながら、緑があふれ木立を吹き抜ける風はとても爽やかです。森の中にいるようなカフェで心地よい時間を過ごしてみませんか?
里山ドライブを楽しみながら行きましょう
JR鶴岡駅から市街地を抜け郊外へと走ると、やがて車窓には田園に囲まれた里山の風景が広がります。長閑な景色に心和みながらドライブを楽しむこと約30分。山あいのブナの木立の中に「風の森のログハウスカフェ オルファ」が見えてきます。
木の温もりいっぱいのログハウスへ
周囲の自然にとけ込むように佇むログハウスは、オーナーの妻・竹村幸子さんのお父さんが30年以上も前にセルフビルドしたもの。所有する山から切り出した木材が使われています。
お店の中に入ると、立派な一本木の柱や一枚板のカウンター、木の温かみあふれるテーブルが目に飛び込んできます。窓越しには風に揺れる緑。居るだけリラックスできそうな空間です。
地元の素材で作る世界の家庭料理
料理に使うのはお店の裏の自家畑で育てた野菜やハーブ、地元の旬の食材がメイン。それらを自在に組み合わせキッシュやボルシチなど月替わりで世界の家庭料理を楽しめます。
いちばんの人気メニューは、「オルファプレート」。陶芸家とコラボレートした鶴岡の風景や季節の色をイメージしたオリジナルの器の上には、月替わりのメイン料理とキッシュ、サラダなどが美しく盛りつけられています。この日のメインは地元産のビーツと庄内牛で作るロシアの家庭料理・ボルシチ。やわらかく煮込んだ肉の旨みとビーツの甘みがスープにしみこんだ、ふくよかな味わいです。
「ガレットプレート」もおすすめ。そばが名物の山形で生まれたそば粉「でわかおり」で作る生地は外側カリッと中はもっちり。新鮮な野菜やハーブ、自家製ベーコン、シンプルに味付けしたエビなど月替わりの具材が彩りよくたっぷり乗せられています。それぞれの食材の味の輪郭がしっかりしながら、そばの香り高いガレットで包むことで絶妙な味のハーモニーを奏でます。
森の中にいるようなカフェで、地元の食材を生かした料理を楽しんでみてくださいね。天気のよい日は、テラス席もオープンしますよ。
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文:本間景子