今年は日本三名山のひとつである「白山(はくさん)」の開山から1300年の記念の年。石川、福井、岐阜をまたぐ白山エリアには、雄大な景色、古来からのパワースポット、自然に育まれた山の恵みのジビエや日本酒など、知られざる見どころやグルメがたくさんあるんですよ。今回は、絶景&パワースポットを巡る1泊2日の白山の旅をご案内します。
白山信仰の原点。2000年以上の歴史をもつパワースポットへ
由緒ある歴史と自然あふれる霊峰・白山。奈良時代の僧・泰澄大師(たいちょうだいし)が開山してから、今年で1300年。古来から山岳信仰の対象であるこの山を中心に、石川・福井・岐阜の3県にまたがる山麓の地域では、豊かな自然と文化に触れることができます。
白山麓から山頂へのルート「禅定道(ぜんじょうどう)」の拠点となった神社が、三県にひとつずつあります。石川県の「白山比咩(しらやまひめ)神社」、岐阜県の「長滝白山神社」、福井県の「平泉寺白山神社」が、「三馬場(さんばんば)」と呼ばれ、現在も白山信仰の中心になっています。白山三馬場の御朱印めぐりで良い運気を呼び寄せましょう。
合掌造りの集落が美しい白川郷
旅の始まりは、世界遺産にも登録されている岐阜県の「白川郷」から。伝統的な合掌造りの家が立ち並び、農村の美しい原風景が広がります。
村をぐるっと回ったら、白川村の農産物や特産品が販売されている「道の駅 白川郷」へ。人気のスイーツ「白川郷やみつきチーズケーキ」は、村で1つずつ手作りされたもの。クリームチーズをたっぷり使った濃厚なケーキをおみやげに選んだら、紅葉めぐりのドライブへ出発です。
紅に染まる滝や渓谷の絶景!秋の彩りを楽しむドライブ
岐阜県の白川郷から、有料観光道路「白山白川郷ホワイトロード」をドライブして石川県白山市へ向かいます。
標高約600~1450メートルのこの観光道路には、四季の美しさを感じられるビュースポットがたくさん。秋はドライブしながら紅葉観賞ができます。道中、「姥ヶ滝」や「ふくべの大滝」からの景色を楽しみながら目的地へ。
標高約600~1450メートルのこの観光道路には、四季の美しさを感じられるビュースポットがたくさん。秋はドライブしながら紅葉観賞ができます。道中、「姥ヶ滝」や「ふくべの大滝」からの景色を楽しみながら目的地へ。
現在、白山開山1300年を記念して石川・福井・岐阜の3県周遊フォトコンテストが開催中(2018年1月まで)。マイカメラに凝る人に向けた「本格派部門」のほか、インスタグラムから投稿できる「お気軽部門」もあるので、あなただけの白山の姿を見つけて応募してみて。